『フランダースの犬』は、主人公の少年ネロと愛犬パトラッシュの友情の物語。日本でもアニメ化されており、有名な作品です。
そのフランダースの犬の舞台となった教会が、ベルギーのアントワープにあるのです。
ベルギーで一番大きな教会と言われる、聖母大聖堂です。
美しく、豪華で素晴らしい教会でしたので、ご紹介いたします。
聖母大聖堂

ベルギーで一番大きい教会です。1352年から170年近くかけて完成したといわれるゴシック様式の教会です。
聖母大聖堂は、ノートルダム大聖堂/アントワープ大聖堂などとも呼ばれています。
児童文学の『フランダースの犬』の中で、ネロが見たいと願った ルーベンスの『キリストの降架』が実際に展示されています。そして、最後にネロとパトラッシュが天使に連れられて天国へと昇る、あの天井を見ることができるのがこの教会です。
■入場料 6ユーロ
ステンドグラス
広々とした教会の中に入ると、ステンドグラスが複数施されており、明るく豪華な印象。

作品一つ一つが大きくてダイナミック。その一方で、非常に繊細で細やかに作りこまれています。

色鮮やかなステンドグラスに、光が差し込み、その美しさに圧倒されます。

ネロも見た絵画
ネロがいつか見てみたいと願って、最後にようやく見ることのできた絵がこちらの『キリストの昇架』ルーベンスの作品です。

同じくルーベンスの作品で、 『キリスト降架』こちらの絵もネロは見ることができました。

その他にも、様々な絵画が展示されています。

ネロが天国に昇る天井
ネロとパトラッシュが、最後に天使に連れられて天国に行きます。その時の天井がこちら。
ここにも細かな彫刻が施されて美しいです。

その他にも…
こういった展示もありました。携帯電話やスーツケース、マットレス、段ボール…

ちょっと、よくわからない私は………センスなし!!
現代アートって、難しいですね(笑)
ネロとパトラッシュの像
教会の正面にネロとパトラッシュの像があります。
とてもかわいく表現されており、安心感を覚えます。
フランダースの犬の悲しさ、辛さを感じさせない、幸せそうな顔で横になっています。念願のルーベンスの絵を見ることができ、本当に幸せだったということなのだろう…と想像しました。

まとめ
フランダースの犬の舞台にもなった聖母大聖堂。
ここの見どころは、ステンドグラスや絵画、また教会自体の細やかな装飾の素晴らしさなど、数えきれないほどあり、ご紹介しきれません…。
たくさんの光を取り込み、輝く教会内にいるだけで、その圧倒的な美しさと同時に、静寂に包まれた厳かな雰囲気に息をのみます。
躍動感のある絵画や、明るく照らされたステンドグラスを目にするたびに、静かな、そして大きな感動が押し寄せてきます。
まるで美術館のような…教会全体が美術作品ともいえる素晴らしいところでした。
ぜひ、もう一度行きたいと思う、そんな人を引き付ける魅力のある教会でした。
アントワープは、ブリュッセルからICで40~50分です。ICでの移動方法もご紹介しますので、お楽しみに~
また、ブリュッセル発のアントワープ日帰り観光など、オプションツアーで行くのも楽しいかもしれません。

[…] […]
[…] […]