ノンアルコールビールで酔うってホント⁈|空酔いとは

ノンアルコールビールで酔っぱらうのか

ずいぶん前の事なのですが、お酒が弱い知人が、ノンアルコールビールを飲んでも酔っぱらってしまうという話をしていました。

その知人いわく…「ノンアルコールといっても、実は、0.00001パーセントくらいはアルコールが入っていて、それで酔ってしまう。」とのこと…。

※これは、知人の見解です。実際には、サントリーやアサヒのホームページを見ると、『アルコール0.00%なので、問題ありません』と書いてあります。

最近になって私もノンアルコールビール飲んでみました。すると、なんだか酔っ払ったような感覚…なぜなんでしょう。

空酔い

初めてノンアルコールビールを飲んだ時に、なんだか酔ったような感覚になりました。気のせいかな…と思いましたが、家族も同じように『酔っぱらってきた(笑)』といっていたので、気のせいではないのです。

これを『空酔い』といいます。

ノンアルコールビールとはいえ、見た目・香り・味わいをかなり本物のビールに近づけて作られていますので、脳が本物のビールをの飲んだかのように錯覚してしまうんだそうです。

脳が錯覚する結果、酔っぱらっているような感覚になります。脳が騙されるんですね。

ノンアルコールなのに、顔が赤くなることもあるようです。人間の身体って本当に不思議です。

この空酔いは、本物のビールを飲んで酔っ払った経験のある方しか起こりません。

ノンアルコールとは

ノンアルコール飲料について、厚生労働省の健康情報サイトe-ヘルスネットには下記のように紹介されています。

酒税法の第2条で、酒類は「アルコール分1度以上の飲料」と定義されています。したがって、ノンアルコール飲料とは、含有アルコール量が1%未満の飲料です。この解釈にしたがうと、普通の清涼飲料水はすべて含まれることになりますが、ノンアルコール飲料というと、通常は外観、味、香りなどが酒類に似ているものを指します。

今までのノンアルコール飲料は、1%未満とはいえアルコールを含んでいるので、大量に飲めば酔う場合もありました。しかし、最近、ビールメーカーが全くアルコールを含まないビール味の飲料を作りました。飲酒運転に対する厳罰化の影響も受けて、消費量は伸びています。

蛇足ですが、糖分を含む飲料は自然発酵により、わずかですがアルコールを含んでいます。しかし、非常に微量なため人体に影響を与えるほどではありません。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-060.html#:~:text=%E5%90%AB%E6%9C%89%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E9%87%8F%E3%81%8C1,1%25%E6%9C%AA%E6%BA%80%E3%81%AE%E9%A3%B2%E6%96%99%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82&text=%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%97%E3%80%81%E6%9C%80%E8%BF%91%E3%80%81%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%8C,%E9%A3%B2%E6%96%99%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

これまでは、本当にノンアルコールビールで飲酒運転になることもあったようですね…。メーカーの企業努力で現在のノンアルコール飲料があるわけです。日本企業はなんでも作ってしまって凄いなと感心するばかりです。

ただ、現在でも0.99%まではアルコールが入っている可能性があるというのも事実なので、これは覚えておいた方が良いかと思います。

週に2日は休肝日を

ここで少し管理栄養士らしい話をさせてください。

アルコールを摂取すると、肝臓で分解されます。アルコール摂取量が多いと、健康診断で肝臓の数値が悪くなるのは、肝臓に負担がかかっているからです。

1日に摂取するアルコールの目安量は…

・ビールなら500ml
・日本酒なら1合
・ワインなら200ml
・ウイスキーなら60ml

以外と少ないと感じる方が多いかもしれませんが、この量が1日で分解できるアルコール量なのです。

いろんなお酒を交互にのむ「ちゃんぽん」は、ついついたくさんの量を飲みすぎてしまうため、悪酔いすることもあるようですから、気を付けたいところです。

先にも書いた通り、アルコールの分解は肝臓に負担がかかりますので、定期的に休肝日を設けましょう。負担のかかっている肝臓が悲鳴を上げてからでは遅いのです。

2日連続で休肝日を作れると望ましいです。

「休肝日なんて絶対ムリ。」と思う方は、ノンアルコール飲料を取り入れることから始めてはいかがでしょうか。

まとめ

私の感想ですが、ノンアルコールなのに、酔っている感覚は不思議で面白いです。ノンアルコールだとわかっているし、空酔いの事も知っているのに…やっぱり少し酔う(笑)

ノンアルコールビールでも酔えるんだったら、休肝日を設けるハードルが下がりますよね。

ちなみにノンアルコールのサワーだと、私は空酔いしません。

今度は、ノンアルコールのワインを試してみたいと思います。

※ノンアルコール飲料でも糖質などが入っている場合、エネルギーは0kcalではありませんので、エネルギ表示を確認してみてください。

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