脱水シートってご存じでしょうか。使い方も簡単で便利でしたので、使用感をレポしていきます。
脱水シート『ピチット』
特殊なフィルムで食材を包むことで、余分な水分がフィルム内に移動して、うまみ成分は食材に残すことができるという優れもの。
メーカーのホームページには下のように説明されています。
ポリビニルアルコール製の袋状の半透膜フィルムの中に、高い浸透圧の「水あめ成分」を包んだシート。
https://www.okamoto-inc.jp/customer/foodfilm_c メーカーHPより
魚介類や肉類に含まれる余分な水分と、ここに溶け込んでいるアンモニアなどの臭みを浸透圧の作用により脱水し、アミノ酸などの旨み成分は食べ物の中に残します。
箱を開けると、ロール状になってシートが入っています。
脱水シートを取り出してみると…ビニル袋に何か透明なジェルを入れて薄くのばしたような感じです。
想像より薄くて、脱水できるとは信じがたい感じもしますね(笑)
使ってみる
イカの塩辛を作るときに、イカを脱水してみました。
使い方は…皮をむいたイカをピチットに挟む。
それだけ。(カンタンです)
次の写真が、イカを挟んだ直後です。
ピチッとフィットした感じはまだありませんが、これを冷蔵庫に入れて脱水します。
※生ものですから、必ず冷蔵庫で脱水してください
脱水を始めて4時間経過したのが、次の写真です。
密着している感じがします。
ただ、近くで見てみましたが、水分がピチットに移動しているようには見えません…。
どうなっているのか楽しみです。
ピチットをはがしてみると…
その名の通り、ピチット張り付いています!!
取り出したイカは、水分が抜けて、モッチリとした感じです。
イカをすべて取り除いたピチットを見てみると…
こんなにも水分が出ていました!!(先ほどは気づきませんでしたが…)
驚きです。
まとめ
食材を挟むだけなので、使い方は非常にシンプルでした。
生臭さを水分と一緒にシート内に移動させてしまうので、旨味が凝縮するというのは画期的ですね。
お刺身の柵や、塊のお肉に使うと、食材がワンランクアップするようです。
食材を脱水するというアイデアが面白いですよね。
旨味を凝縮するという意味では、魚の昆布じめが有名ですが、昆布じめよりもよっぽど手軽です。(昆布じめにも良さがあるので、どちらが良いというわけではありませんが、「手軽さ」だけでいえば、ピチットに軍配。)
今後もいろんな食材を脱水していきたいと思います。
脱水シートにもいくつか種類があるようですので、ご自身の使いやすいものを見つけてみてください。
★以前イカの塩辛作りをご紹介いたしましたので、よければ見てみてください。