『栄養』って言葉の本当の意味

健康ブームで、運動や食事についてテレビ番組などでも話題に上ることが多いですよね。健康的な食事や、栄養素についての情報がたくさん出回っており、興味を持っておられる方も多いのではないでしょうか。

ところで、『栄養』の本当の意味をご存じでしょうか。

栄養とは

『栄養』とは、生命現象の営みのことです

まず、地球上のすべての生物は生命活動を継続するために、物質を体内に取り込み、それを利用し、不要な物質を排泄していますね。(これは人間に限ったことではなく、動物植物すべてです)

栄養というのは、その生命活動に必要な物質(栄養素)を、体内に取り込み(消化吸収)し、利用しながら体の機能を維持し、生きていくという生命現象そのもののことを指しています。

栄養と栄養素の違い

普段、人間が摂取している、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどは、『栄養素』です。

先にも書いた通り、栄養とは生命現象の営みのこと。人間でいえば食べ物を食べて、消化吸収し、それを利用して、生きる。その身体全体の活動そのもののことをいうのです。

栄養(生命現象の営み)のために必要となる燃料が、栄養素というわけです。

日ごろ、「栄養素」と「栄養」という言葉は、同じ意味として使用されているように思います。まあ、通じればOKなのかもしれませんね。


※管理栄養士の資格を取ろうという方は、しっかりと理解しないといけません。

さいごに

【栄養まんてん!!/栄養たっぷり】このような表現を見ると…



ちょっと違うんだけどな~と思っているのは、



オタク系の管理栄養士(←私)だけでしょう…。


細かいことを言って、めんどくさいやつだと思われた方もおられますよね。


そのご指摘、ごもっともです。


しかしながら、
健康志向が高まっている今だからこそ、『栄養』という言葉についても知ってほしくて、ご紹介いたしました。

少しでも多くの方が、栄養の分野に興味を持っていただければ嬉しく思います。

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